こんにちは。ベトナム担当の西です。

 

ASEANの中でも安定成長を続けるベトナム。TTP(環太平洋パートナーシップ)の参加により、さらなる成長の加速が期待されています。

 

今回はASEAN1の安定市場であるベトナムの現状と、成長を続けるダイレクトマーケティング市場についてレポートします。

 

 

 ベトナム基本情報

 

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国名 ベトナム社会主義共和国
面積 32万9241平方キロメートル
人口 約9340万人(2015年、国連人口基金推計)
首都 ハノイ
民族 キン族(越人)約86%、他に53の少数民族
言語 ベトナム語
宗教 仏教、カトリック、カオダイ教他
元首 チャン・ダイ・クアン国家主席
政体 社会主義共和国
通貨 ドン
為替レート 1ドル=約22350ドン(2016年3月時点)

※出所:外務省HP
 

世界の注目を集めるASEANの中でも、ベトナムは安定した高い経済成長率を維持しています。成長の背景にあるのは、外資系企業の進出による携帯電話やコンピュータの関連部品の輸出の拡大に起因すると見られています。また、輸出相手国の第1位が米国、次いで中国・日本がほぼ同率(2014年時点)となっており、他のASEAN諸国に比べ中国経済の影響の低さが安定成長を支えていると言えるでしょう。国内の物価も安定しているため国内消費の推進も好調で、2011年に20%を超えていたインフレ率が2015年には0.6%と過去14年間で最低となりました。

 

実質GDPの推移
 
出典:「世界経済のネタ帳

 

この経済成長は今後、TTPへの参加により米国や日本をはじめとする巨大な輸出市場の関税が撤廃されることで、2030年までにさらに10%押し上げられると言われています。

 

ベトナムの消費市場における情報流通の今

 

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■ベトナムのインターネット環境
 
2014年にお届けしたレポートでもご紹介したとおり、ベトナムは2010年に交付された「ICT早期強化プロジェクトに関する首相決定1775号」にもとづく国を挙げた政策を実施しています。その結果、対人口比のインターネット普及率は2015年時点で50.1%、インターネット人口は4730万人にのぼります。

 

驚くべきはその成長率で、アジア主要国における2000年からの成長率はなんと236.5%!2位のインドを大きく引き離す数値となっています。安価なWi-Fiルーターも普及しており、街中のほとんどのカフェやレストランで、ネット接続することができます。携帯電話(スマートフォン)の普及に加え、国家戦略としてのICTへの注力が奏功していることの表れでしょう。

インターネット普及率の推移
出典:「「世界経済のネタ帳」
 

インターネット普及率の推移(アジア)
出典:「Garbagenews
 

■ベトナムにおけるSNS事情
 
他のアジア諸国と同じくスマートフォンが普及するベトナム。2013年時点での普及率は36%となっており、そのユーザーの8割が日常的にSNSを利用しているという現状です。

 

いくつかあるSNSでも特に利用者が多いのがFacebookで、2015年3月時点での利用者は3130万人にのぼります。その半数が1日3時間以上アクセスし、うち17%は6時間以上/日アクセスするというデータも!平均年齢が26歳のベトナムでは、若年層の過剰なSNS依存も問題となりつつあるようです。

 

以前トライステージが実施した調査においても、調査対象の43%がFacebook経由での商品購入やサービス会員になったという結果が出ました。ベトナムにおけるマーケティング施策では、いかにFacebookを有効活用できるかがポイントとなっていると言えます。

 

 

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以上、ベトナム市場レポート前編でした。

 

後編ではダイレクトマーケティング市場の現状についてお届けします。
どうぞお楽しみに!

 

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