こんにちは、ベトナム担当の西です。

 

突然ですが皆さん、現在ホーチミンのど真ん中で大規模工事をしていることをご存知でしょうか…? 私も先日出張でホーチミンを訪れ、その光景を目の当たりにしました。しかもそこには大きくJAPANの文字が。

 

実はこちらの工事、今後のベトナムの交通・物流事情にも大きく影響してくるものなんです。

 

ということで今回は、まさに今ベトナムで進んでいるこちらの工事の背景や、変わりゆく都市部の交通事情についてお話してみたいと思います。

 

 

ベトナム初の地下鉄工事を、日本の建設会社JVが担当

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ホーチミンを歩いていて、国営百貨店の目の前、まさに街の中心地で出会ったこちらの光景。

 

看板にはベトナムと日本の国名と国旗、そしてよく見ると“HO CHI MIN CITY URBAN RAILWAY CONSTRUCTION PROJECT”の文字…。

 

そう、実はこれ「駅」の建設風景です。今、ベトナムでは、ベトナム初の地下鉄工事が、日本の建設会社とともに行われているところなんですね。

 

写真 3

 

2014年7月24日付の「VIET JO ベトナムニュース」同7月30日付の清水建設プレスリリースによると、こちらの工事はホーチミン市人民委員会都市鉄道管理機構の発注を受け、清水建設株式会社と前田建設工業株式会社の共同企業体(JV)が受注したもの。受注金額は約232億円、契約工期は54カ月と発表されています。

 

ホーチミン地下鉄1号線は、ホーチミン中心部のベンタインから、同市東北部のスオイティエンを結ぶ、ベトナム初の都市鉄道です。全長は19.7kmで、ベンタイン駅から2.5kmの地下区間と、17.2kmの高架区間で構成され、14駅(地下:3か所、高架:11か所)が設置されるとのこと。

 

清水建設と前田建設のJVが担当するのは2工区に分けられた地下区間工事のうち、オペラハウス駅およびバソン駅を含む延長1.74kmの区間。地下鉄軌道トンネルの構築の他、オペラハウス駅とバソン駅の駅舎建設も担当するとしています。

 

 

東急電鉄も「まちづくり」輸出、変わるベトナム都市部の交通インフラ

写真 4

 

なおこちらのホーチミン地下鉄1号線は、2019年に全パッケージの工事が完了し、2020年に開業する予定となっています。これまでベトナムで鉄道といえばハノイとホーチミンを結ぶ南北線が主要路線で、都市交通はありませんでしたが、ホーチミン地下鉄1号線が開通すれば事実上初の都市鉄道となります。

 

バイクによる交通渋滞、交通事故者数の増加が深刻な問題となっていたホーチミン市ですが、都市鉄道が導入されるとバイクの利用が減少し、車社会へと発展を遂げていくなど、ベトナム都市部の交通事情も大きく変わると見込まれます。

 

また、ビンズン省では東急電鉄が「東急多摩田園都市」などの開発経験やノウハウを活かして「まちづくり」を輸出、「東急ビンズンガーデンシティ」の開発プロジェクトを2012年から進めています。2014年12月に東急電鉄から配信されたリリースではベトナム・ビンズン省で路線バス事業を開業することが発表され、交通インフラを含むまちづくりのノウハウを活用した開発の進行を見てとることができますね。

 

今回ご紹介したのは一例ですが、ベトナム都市部では急速に交通インフラの整備が進行中です。交通インフラの整備に伴って物流インフラも改善され、より企業も進出しやすい環境が整ってくると予想されます。

 

 

※参考URL:

清水建設株式会社プレスリリース(2014.07.30)

http://www.shimz.co.jp/news_release/2014/2014022.html

VIETJOベトナムニュース>清水建設・前田建設、ホーチミン市メトロ1号線の市民劇場~バーソン区間受注(2014.08.24)
http://www.viet-jo.com/news/nikkei/140723023806.html

東急ビンズンガーデンシティ
http://www.becamex-tokyu.com/ja/introduction/tokyu_binh_duong_garden_city/

東急電鉄ニュースリリース>ベトナム・ビンズン省で路線バス事業を開業(2014.12.18)
http://www.tokyu.co.jp/company/news/list/?id=2183

 

 

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