こんにちは。タイ担当の平松です。

 

最近、タイのデパートでは、とても気になる行列のできるお店があります。
行列の元をたどってみると、チーズタルト、プリン、ケーキ、チョコ、苺大福などの洋菓子・和菓子のお店。それらの、人が多数集まるお店はどこも日本のお菓子やさんばかり……特に、大福のお店なんかが大人気。通常日本でしか食べられないものがどうやら人気があるようです。

 

今、タイでは抹茶味が大流行していて、スーパーでも抹茶味のチョコなど日本のお菓子がとても人気があります。また、facebook上で日本のお菓子の個人売買も増えています。
参考:https://www.facebook.com/Tokyokingdom/

 

今回は、この日本のお菓子人気の背景と、そこから見える売れるヒントに迫ってみたいと思います。

 

日本のお菓子の人気の秘密は?

苺大福
そもそも、なぜ、日本のお菓子がこれほどまでに人気なのでしょうか?
以前、『日本を訪れるタイ人は3年間で4.5倍に! 日本のローカル・エリア人気に火をつけた、タイの旅テレビ番組とは?』でも、お伝えしましたが、タイにとって日本は、空前の流行観光地といえます。

 

2013年7月の訪日タイ人旅行者に対するビザ免除により、観光を理由とした15日以内の滞在であれば、ビザが無くても日本への入国が可能となりました。このことが大きな追い風となり、ここ数年は、日本への旅行ブームが起きています。

 

昨年、年間を通して日本に訪れる訪日タイ人数は75万人以上。
2015年4月に訪日したタイ人は11万7900人(前年同月比18.6%増)となり、過去最高を記録するとともに東南アジアとしては初となる単月10万人を突破しました。
(出典:日本政府観光局(JNTO)統計データ

 

こうした訪日旅行者の数が伸び続ける背景には、1度ならず、2度3度と日本を訪れる、リピーターが続出しているということがあります。ビザ種得が必要ない今、パッケージツアーを利用する必要もなく、思い立ったらすぐに日本に飛ぶことが簡単になったことも要因のようです。

 

このように訪日タイ人が増える中、そのお土産として購入される日本のお菓子は、タイの人に多く知られることになりました。さらに、お土産として食べるだけでは飽き足らず、その後も継続的に購入されていることがこの行列の元となっているようなのです。

 

タイの人にとって日本とは?

タイデパート
タイではここ数年、日本食がブームで、味の良さ・安全・安心・おもてなしサービスなどで日本食レストランが人気スポットになっています。

 

さらに、少し前ですが、タイでは「日本に行ってはいけない」というフレーズが掲示板やSNSで流行っていました。
どういうことかとよく見てみると、「日本に行くと、その魅力にとりつかれて大変なことになるので、忠告しますよ」という趣旨の内容です。

 

具体的には
友達に日本のお菓子のおいしさまで知られてはいけません。知られてしまったら、買って帰らないといけなくなり、その負担は計り知れません。
日本からタイに帰ってくると、ひどく落ち込んでしまいます。初めての日本旅行に行った
ときは特によく出る症状です。その治療方法は、「もう一度日本に行くこと」を除いて、ありません。
……というような具合に。

 

これほどまでに、日本びいきなタイの人たちにとって、日本のお菓子が、国内で簡単に手に入るとなれば、それは大人気間違いないですね。

 

まとめ

タイデパート
このことから、タイの人たちは、
・日本に対して、高い評価をしていて、ある種の憧れを持っている人も多い
旅行先のいいものは、継続して地元でも購入したいというニーズがある
ということが、言えそうです。

 

商品を日本で知ってもらって現地で購買するというこの傾向をヒントに、他の商品でも認知から購買にかけての戦略を考えられるかもしれませんね。

 

・ ・ ・

 

今回は、タイのデパートで見かけた人気お菓子店から”売れるヒント”をお届けしました。

 

4月は”ソンクラーン”という、タイで1番長い休暇がある季節です。なんとこの時期、タイの海外旅行先ランキングで日本は1位になったという話も……。

このように、今や富裕層だけではなく、中間層にも広がる日本観光ブーム。

 

この時期のインバウンドを狙う企業も増えますが、同時に現地購買をめがけたプロモーションや販売戦略などの展開を考えることもできそうですね。

 

 

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