こんにちは!タイ担当の平松です。

 

さて、自動車産業を筆頭に屈指の工業国として知られるタイ。超親日国として、日系企業の進出先としても大人気のタイですが、あなたはこの国の概況を、人にも自信を持って説明できるでしょうか・・・?

 

海外進出の「はじめの一歩」は、やはり現地のキソを知ることから!ということで今回は、

タイの基本情報を皆さんと一緒にあらためて、学び直してみたいと思います。

 

 

 ■ 基本情報—メコン屈指の産業基盤で、ASEAN諸国内への輸出拠点

 

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画像出所:外務省HP(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/thailand/

 

国名 タイ王国
面積 51万4,000平方キロメートル(日本の約1.4倍)
人口 6,593万人(2010年)
首都 バンコク
民族 大多数がタイ族。その他,華僑,マレー族,山岳少数民族等。
言語 タイ語
宗教 仏教 94%,イスラム教 5%
元首 プミポン・アドゥンヤデート国王(ラーマ9世王)
(1946年6月即位)
政体 立憲君主制
通貨 バーツ
為替レート 1ドル=約31.08バーツ(2012年平均)

※出所:外務省HP(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/thailand/data.html#01

 

東にカンボジア、北にラオス、西にミャンマー、南にマレーシアと、インドシナ半島の中央に位置するタイ。その国土は象の顔を真横から見た形に見えるとも言われています。

 

メコン屈指の産業基盤として知られるタイは、日本企業を中心に外資を集め、自動車や家電製品の生産拠点、また関税の特典を活かしてASEAN諸国内への輸出拠点となっています。

 

 

■ 経済—内需拡大政策で、高まる消費市場としての魅力

 

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出所:日本貿易振興機構(JETRO)

(〜2012年:「長期統計」エクセルファイル、2013、2014年は「経済動向」より作成)

「長期統計」https://www.jetro.go.jp/world/asia/th/stat_01/

「経済動向」https://www.jetro.go.jp/world/asia/th/basic_03/

 

日本をはじめとする海外からの直接投資を基盤に、工業化政策を推進してきたタイ。1997年7月に変動相場制を導入したのを機にバーツが大きく売り込まれ、アジア経済危機が発生して経済は低迷したものの、好調な輸出や国際社会の支援、政府の景気対策などで回復を遂げました。

 

2001年2月に発足したタクシン政権は、輸出主導に加えて国内需要を高める政策を開始。個人消費も活性化し、その後2007年まで比較的高い成長を続けてきました。

 

2008年、世界経済危機の影響で輸出が減速し、景気が低迷することに。その後、輸出市場の回復にともなってタイ経済も回復しましたが、2011年には大規模洪水の発生によって再び低迷。が、翌年には自動車販売の好調もあり、6.4%の高成長率を達成しました。

 

外需低迷や天災の影響を如実に受けながらも、確固たる産業基盤をもとに、たくましく何度でも成長を遂げていくタイの様子を垣間みることができますね。

 

 

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出所:日本貿易振興機構(JETRO)

※「長期統計」エクセルファイルから作成。

「長期統計」https://www.jetro.go.jp/world/asia/th/stat_01/

 

2011年には一人当たり名目GDPが5,000ドルを突破。タクシン政権の内需拡大政策が功を奏し、順調に成長を続けています。内需拡大政策は一見、外資の誘致に水を差しかねないとも捉えられる内容ですが、国民の所得水準が引き上がれば、消費市場としての魅力は高まっていくと考えられています。

 

高付加価値の製品やサービスを持つ日系企業としては、今後もますます見逃せない市場となっていくといえるでしょう。

 

 

■ インフラコスト

 

インフラコスト(バンコク・米ドル)

業務用電気料金(1kWh当たり) 月額基本料:10$0.15/1kWh
業務用水道料金(1m3当たり) 月額基本料:$2.96$0.31〜0.53/1m3
業務用ガス料金(1kgあたり) 料金:$0.99
コンテナ輸送 対日輸出:最寄り港→横浜港 $1,162対日輸入:横浜港→最寄り港 $1,322
レギュラーガソリン価格(1リットル) $1.44

※出所:2013年5月、JETRO「第23回アジア・オセアニア主要都市 ・地域の投資関連コスト比較」

http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07001392/investment_cost_no23.pdf

 

 

■ インターネット―スマホでLINEなどを利用する若者増加中

 

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※インターネット普及率:「世界経済のネタ帳」http://ecodb.net/country/TH/it_net.html

 

タイのインターネット普及率は、2012年時点で26.5%。また、タイ統計局が2013年にタイ国内の約8.4万世帯で行った調査では、28.9%という結果が出ています。

(参照元:「newsclip.be」http://www.newsclip.be/article/2013/10/09/19314.html

 

これはシンガポール(74.18%)やマレーシア(65.8%)、また一人当たり名目GDPでは大きく下回るベトナム(39.49%)などと比べても低い数値。ただし、さきほどのタイ統計局の調査によると、年齢別の普及率は6〜14歳が54.1%、15〜24歳が58.4%と、若い世代では半数以上にインターネットが普及していることがわかります。

 

また、2013年9月にニールセンが発表したレポート(http://www.netratings.co.jp/news_release/2013/09/13/News20130913.pdf)によると、タイでのスマートフォン普及率は49%。LINEやFacebookなどのSNSをスマートフォンで楽しむ若者が急増中です。ネット上で物品やサービスを予約・購入したことのある人は2013年時点で5.3%にとどまっていますが、今後モバイルデバイスのますますの普及により購入率の増加が見込めそうですね。

 

 

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さて、タイの概況、いかがだったでしょうか?

 

今後は、より具体的なマーケット情報や現地法人のリアルな声など、

より実践に役立つ情報もお届けしていく予定です。

 

次回の更新をお楽しみに!

 

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