こんにちは!マレーシア担当の浮ヶ谷です。

 

さて、ASEANの中でもタイとともに一足先に経済成長を遂げ、成熟した消費社会となりつつあるマレーシア。あなたはこの国について、どのくらい自信を持って人に説明できますか・・・?

 

海外進出の「はじめの一歩」は、やはり現地のキソを知ることから!ということで今回は、

マレーシアの基本情報を皆さんと一緒にあらためて、学び直してみたいと思います。

 

 

基本情報—イスラム圏で唯一、国がハラル認証制度を主導

 

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画像出所:外務省HP(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/malaysia/index.html

国名 マレーシア
面積 約33万平方キロメートル(日本の約0.9倍)
人口 2,933万人(2012年マレーシア統計局)
首都 クアラルンプール
民族 マレー系(約67%)、中国系(約25%)、インド系(約7%)(注:マレー系には中国系及びインド系を除く他民族を含む)
言語 マレー語(国語)、中国語、タミール語、英語
宗教 イスラム教(連邦の宗教)(61%)、仏教(20%)、儒教・道教(1.0%)、ヒンドゥー教(6.0%)、キリスト教(9.0%)、その他
元首 アブドゥル・ハリム・ムアザム・シャー第14代国王
政体 立憲君主制(議会制民主主義)
通貨 リンギ(MYR)
為替レート 1米ドル=約3.24リンギ、1リンギ=約30円(2013年10月1日現在(マレーシア中央銀行))

※出所:外務省HP(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/malaysia/data.html

 

マレー半島南部と、ボルネオ島北部を領域とする連邦立憲君主制国家、マレーシア。イスラム教を連邦の宗教として定め、国としての成長戦略の核としてきたのがこの国の特徴です。

 

イスラム教の戒律に従って加工、保管、流通させた食品などをハラル商品と呼びますが、国がこのハラル商品の認証制度を主導してきたのは、他のイスラム圏の中でもマレーシアだけ。

 

人口が約3,000万人と少ないものの、中東やインドネシアと深いつながりがあること、また「世界一信用度が高い」と言われるマレーシアのハラルマークがイスラム市場で有利になることなどから、今後の将来性に期待が持てる国のひとつだといえるでしょう。

 

経済—1人当たりGDPは1万ドルを突破。高まる購買力に期待

 

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出所:日本貿易振興機構(JETRO)

(〜2012年:「長期統計」エクセルファイル、見通しは「経済動向」より作成)

「長期統計」http://www.jetro.go.jp/world/asia/my/stat_01/

「経済動向」http://www.jetro.go.jp/world/asia/my/basic_03/

 

2008年半ばまでは5%前後で推移していたマレーシアの経済成長率は、リーマンショックに伴う輸出急落で2009年は-1.7%と大幅に下落…。

 

しかし、2009年に首相となったナジブ・ラザク氏は、外資の誘致に向けたサービス27分野の資本規制の撤廃、投資関連規制や手続きの規制緩和措置など次々と改革を実施。2011年以降は成長率5%前後の安定した経済成長を続けています。

 

また2009年10月に発表された「経済変革プログラム」では、2020年までのロードマップ及び重点投資分野が明示され、マレーシアは2020年までに先進国入りを目指すとしています。

 

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出所:日本貿易振興機構(JETRO)

※memo:「長期統計」エクセルファイルから作成。

「長期統計」http://www.jetro.go.jp/world/asia/my/stat_01/

 

1人当たりGDPは、2012年に初めて1万ドルの大台を突破。シンガポールやブルネイなどの小国をのぞくと、マレーシアはASEANにおいて経済的に最も豊かな国となっています。

 

インフラコスト

インフラコスト(クアラルンプール・米ドル)

業務用電気料金(1kWh当たり) 月額基本料:$197$0.1/1kWh
業務用水道料金(1m3当たり) 月額基本料:$12$0.68〜0.75/1m3
業務用ガス料金(1mmbtuあたり) 月額基本料:$32料金:$6.25
コンテナ輸送 対日輸出:最寄り港→横浜港 $2,000対日輸入:横浜港→最寄り港 $2,500
レギュラーガソリン価格(1リットル) $0.63

※出所:

・2013年5月、JETRO「第23回アジア・オセアニア主要都市 ・地域の投資関連コスト比較」

http://www.jetro.go.jp/jfile/report/07001392/investment_cost_no23.pdf

 

 

インターネット—ASEAN域内2位の高い普及率、スマホ所有8割超えの調査結果も

 

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・インターネット普及率

「世界経済のネタ帳」より(http://ecodb.net/country/MY/it_net.html

 

マレーシアのインターネット普及率は、2012年には約65.8%に達しました。これはASEAN地域においてシンガポールの74.18%に次ぐ第2位の普及率となっています。

 

また、米ニールセンが2013年9月に発表した調査「アジア太平洋地域スマートフォン最新利用動向(http://www.nielsen.com/jp/ja/press-room/2013/nielsen-spi-release.html

)」によると、マレーシアのスマートフォンの所有率8割を超えたといいます。これは、アジア太平洋地域でシンガポール、香港の87%に次ぐ所有率となっています。また、マレーシアにおいてはほぼ半数である47%の人が携帯電話を複数所有しているという調査結果も出ています。

 

台湾、シンガポール、マレーシアにおいてはタブレットの所有率も、米ニールセンの発表前1年間で大きく増加し、マレーシアでは23%増加の42%に。今後もモバイルデバイスの拡大により、消費行動の変化が予想されそうですね。

 

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さて、マレーシアの概況、いかがだったでしょうか?

 

今後は、より具体的なマーケット情報や現地法人のリアルな声など、

より実践に役立つ情報もお届けしていく予定です。

 

次回の更新をお楽しみに!

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