こんにちは。トライマーケット編集部の樋口です。

 

昨年8月に発表した株式会社ロックオンとの新たな広告効果測定ツールの共同開発プロジェクト。テレビ通販事業者に向けた新たなソリューション「TVエビス」が、約一年の期間を経て9月20日にサービスインとなりました。

 

「テレビ(オフライン)からweb(オンライン)への影響の可視化」を実現した「TVエビス」。今回は、本製品の共同研究開発事業に取り組んできた株式会社ロックオンの赤川 敏伸氏と吉本 啓顕氏、弊社事業戦略部の益子 純一に、本研究開発事業について聞きました。

 

同じ課題感を持った2社がタッグを組むことで実現した研究開発プロジェクト

トライステージ 益子
          株式会社トライステージ 事業戦略部 益子純一
 

Q.「TVエビス」のサービスインおめでとうございます。まず、本協業に至ったきっかけからお伺いできますか?

トライステージ 益子:
お話を持ちかけたのはトライステージからです。弊社では従来から、Web受注におけるテレビの影響度を統計分析の手法を使って算出する分析サービスを提供していましたが、データの算出には統計分析のスペシャリストが必要、さらに算出したデータを正しく理解するには、クライアント側にもある程度統計分析の知識が必要になるというものでした。また、分析にはある程度の量のデータを必要とするため、データの蓄積から分析が終わるまでに時間を要することにも課題感を持っていました。そこで、より簡単で分かりやすい形にすることはできないかと、広告効果測定ツールでシェアNO.1の製品を有するロックオン社の岩田社長にご相談したのがきっかけです。

ロックオン 赤川氏:
ロックオンでも、クロスメディア分析をするための既存製品に同じ課題(分析に時間とコストがかかる)を持っていました。もう少し簡易に、リアルタイムにデータ分析できるツールが欲しいというクライアントの要望もあり、本格的に取り組まなければならないというタイミングに、トライステージ社様からお話をいただいたというわけです。両社が持つ同じ課題を、両社のノウハウで解決できるということで、共同研究開発が決まりました。

ロックオン 吉本氏:
弊社の「AD EBiS」はコスト面の導入しやすさと、データの抽出軸の多様性・拡張性を大きく評価いただいています。また、広告枠軸での分析だけでなく、インプレッションやクリックを行ったユーザー単位のデータを見ることができる点が、他ツールにはない機能です。今回の「TVエビス」は、ユーザー単位でデータを追えるという機能を活用し、サービスを実現しました。また、今回の新サービスはテレビ通販者に特化した製品開発を行っています。

 

マーケティング担当者として持っていた「ジレンマ」を解消したい

ロックオン社 赤川氏
      株式会社ロックオン コンサルティングサービス部 赤川敏伸氏
 

Q.赤川様は今回のプロジェクトにご自身の経験が活かされていると伺いました。

ロックオン 赤川氏:
前職はインフォマーシャルでの集客がメインの通販会社だったのですが、インフォマーシャルを配信するとWebのコンバージョンが上がったりクリックが増えたりと、何らかの相関関係があることを担当者として肌で感じていました。しかし、定量的に評価する方法がなく、ExcelやAccessでの作業工数が必要でした。そういう自身の経験から、もう少しタイムリーにそれぞれの広告枠の評価を見て出稿計画に活かしたいというのはテレビ通販を活用する担当者なら誰しも思うことだろうと、こうしたツールの必要性は痛切に感じていました。

 
「TVエビス」画面イメージ&分析イメージ
         「TVエビス」の画面イメージ(上)と分析イメージ(下)
 

Q. プロジェクトを進める中で苦労された点を伺えますか

トライステージ 益子:
やはりいちばん苦労したのは、両社で実施した「分析方法を決める検証」でした。検証には実際にテレビ通販を活用されているクライアントに、かなり膨大な量のリアルなデータを共有いただく必要があります。また、一社のデータのみで傾向を見るわけにもいかないため、複数社のご協力も必要でした。とはいえ、このルール策定は製品の肝の部分。当初の計画より時間がかかりましたが、納得いくものを出すためにじっくり取り組みました。

今回これらの検証を経て、「インフォマーシャルのWebへの影響は、放送終了から4時間以内である」という共通した結果が見出せました。やはり、広告枠単位での評価を翌日に算出できるようになったのは、マーケティング担当者の出稿判断に非常に大きな影響をもたらすと思います。広告枠単位というミニマムの単位での評価が出るということは、それより大きいエリア単位などのデータも入手可能なわけですから、より効果的で効率的なマーケティング活動を実現します。

 
ロックオン社 吉本氏
         株式会社ロックオン マーケティング部 吉本啓顕氏
 

Q.製品のリリースをお知らせして以降、お問い合わせも多いと聞きます。企業様の反応はいかがでしょう?

ロックオン 赤川氏:
こちらが想定していなかった他分野の企業様にもご興味いただいています。実際に製品についての詳しいご説明をすると、出稿スタイルが製品ロジックと合うお客様は導入に前向きですね。当初の想定通り、テレビに出稿を行っているマーケティング担当者としては欲しかった機能ということで、多くのご相談をいただいています。

トライステージ 益子:
トライステージとしては、テレビ通販でお付き合いいただいているお客様へのご案内はもちろんですが、もうひとつ、現在Web上での展開のみに絞られているお客様にも活用をご提案したいと考えています。テレビとWebはその認知効果やターゲット層が違いますので、テレビ通販と併用することで新たな顧客の開拓が可能になるケースもあるのです。テレビもWebと同様に効果分析が出来ます。今後はそういったお客様にも活用をご提案していきたいと考えています。

ロックオン 吉本氏:
もともと弊社の製品のユーザーは、広告代理店がメインクライアントでした。しかしここ最近では、出稿元の企業が自社内で分析したいと、直接弊社にご相談いただくケースが増えており、その比率は年々増加傾向です。今後もその動きは続くと思います。

 

「テレビの本当の力」をマーケティングに活かす

「TVエビス」研究開発プロジェクト

 

Q.「TVエビス」の登場はマーケティング担当者の判断を大きく変えそうですね。

ロックオン 赤川氏:
前職時代に経験したことですが、テレビとWebの両方を実施している場合、その相関関係によって数字がどれだけ左右されるかというのは、マーケティング計画を立てるにあたって非常に大きい判断ポイントです。先ほどもお話に出たとおり、Webだけであれば正確な投資対効果の分析が可能ですから、効率化を追求した結果、「テレビをやめる」あるいは「テレビとWebの出稿金額を逆転させる」という選択肢が出ることがあります。しかし、実はテレビによる認知がWebのコンバージョンに貢献している場合、当然数値に影響が出る。これまではすべて担当者の肌感覚でしかなかったので、続けるにしろやめるにしろ判断に困ることが多かったと思います。裏付けとなるデータの算出が可能になったことは大きいですね。

トライステージ 益子:
スマートフォンなどのデバイスの多様化で、これまでWebを活用していなかった層が活用するケースも増えてきています。今後テレビとWebをうまく組み合わせた販促が奏功するケースもよりいっそう増えていくと思います。その動きの拡大にも役立てていきたいですね。

 

 

以上、ロックオン社の赤川氏、吉本氏、弊社事業戦略部の益子 純一に聞きました。

 

国内初のテレビ通販に特化した広告効果測定ツール「TVエビス」。トライステージとロックオン社が自信を持ってお届けします。

 

現在、適宜開催の個別説明会にあわせて、来る10月5日には製品特別セミナーも開催予定です。ご興味のある方はぜひ足をお運びください!

 

「TVエビス」(http://www.ebis.ne.jp/tv/)製品特別セミナー

 日 時:2016年10月5日(水)15:00~(14:45開場)
 会 場:ロックオン東京支社(中央区銀座5-9-8 クロス銀座6階)
 参加費:無料
 詳細・お申し込み:http://www.ebis.ne.jp/college/detail.php?seminar=248

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