こんにちは、トライマーケット編集部の樋口です。

 

さて、テレビ通販番組の方式のひとつとして知られる「キャラバン型(協賛型)」通販番組。

 

制作費を複数社で分担するため、タレント出演がありながらも比較的低予算で実現できたり、またスタジオ収録ならではのライブ感を活かせたりと、インフォマーシャルとはまた異なる魅力のあると言われるキャラバン型。さらにここ数年では従来のキャラバン型に加え、「キャラフォマ型」という新たな方式も増えつつあるのだとか……?

 

今回は、当社 営業企画部 制作グループの髙嶋司を訪ね、キャラバン型通販番組の基礎から最近増加しつつあるという「キャラフォマ」事情、売れる番組のつくり方まで、横断的に話を聞いてきました!

 

 

意外と知らない? キャラバン型通販番組の魅力

 

キャラバン型通販番組

※上記の金額は一例です。

 

Q.キャラバン型通販番組とは?

キャラバン型通販番組とは、協賛型通販番組とも言い、複数の会社が制作費や媒体費を持ち寄って、1つの番組を制作・放送するものです。例えば29分の放送枠があるとすると、インフォマーシャルでは1社が29分を丸々使って放送しますが、キャラバンでは29分枠の中で2、3社の商品を紹介するような形ですね。

 

内容も、インフォマーシャルが完パケのVTRなのに対し、キャラバンでは一般的にタレントさんを起用したスタジオ収録が主流。視聴者目線でリアクションをもらいながら商品を紹介していくというスタイルが続いています。

 

Q.キャラバン型ならではのメリットは?

同じテレビ通販でも、インフォマーシャルを行うよりは安価でできる、というのはまず大きな特徴ですね。例えばインフォマーシャルのVTRに1社単独でタレントさんを起用するとなると莫大な費用が必要になりますが、キャラバン型では制作費もシェアできるので、初めてテレビ通販を行うという方にも活用していただきやすいと思います。

 

また、基本的にキャラバンではスタジオ収録ですので、タレントさんとのやりとりなど、「ライブ感」があるところも、インフォマーシャルとはひと味違う特徴です。会話のキャッチボールの中で「これはどうなの?」と視聴者目線で素朴な質問があがるなど、偶発的に広がっていく部分もあるので、場合によっては想像以上の展開が出てくることもあるのは魅力ですね。

 

 

キャラバンとインフォマのいいとこ取り?! 新潮流、「キャラフォマ」型

トライステージ髙嶋司2

 

Q.昨今、徐々に増えつつあるという「キャラフォマ型」とは何でしょう?

この1、2年で少しずつ、当社の事例として数が増えつつあるのが「キャラフォマ型」です。その名の通り、キャラバンとインフォマーシャルを掛けあわせた造語なのですが、それぞれの特徴を融合させ、“いいとこ取り”をする新しい方式が出てきているんですね。

 

メーカー視点のVTR素材は活かしつつも、タレントさんが出演するスタジオ収録の映像も組み合わせた「キャラフォマ型」番組が生まれてきているんです。こうすることで同じ商品を紹介するにしても画に変化が生まれ、視聴者も飽きることなく、説得力が増すと考えられています。

 

実際、昨年もあるサプリメントのキャラフォマ型通販番組を健康情報番組のように収録・オンエアし、予想以上の売上があがるなどの結果も出ています。しっかりと情報を説明するインフォマーシャルと、キャラバンのライブ感の融合による相乗効果が成果を生む新ジャンルとして、今後も増えていくのではないかと感じています。

 

 

「いかに売るか」を「いかに買ってもらえるか」に転換する

スタジオ収録イメージ

 

Q.スタジオ収録の番組制作にあたり、制作グループとして意識していることは?

ゴールはもちろん「いかに売れるか」なのですが、“押し付け”になってしまうと消費者には響かないのも事実。そのため制作ではこれを「いかに買ってもらえるか」という視聴者目線に変換して考えることを意識していますね。「どうやったら売れるか」よりも「どうやったら、見ている人に“ほしい”と思ってもらえるか」です。

 

中でも意識しているのは、売り手側のアピールしたいポイントを無理やり言ってもらうのではなく、タレントさんや視聴者から自然に、真実味のあるコメントを引き出すこと。そのためにはどうすればいいか、台本づくりの段階からじっくりと考えて全体を設計するようにしています。

 

「買いたい」と思ってもらえるポイントは、意外とシンプル。売り手視点では「あれもこれも」と多くの情報を盛り込みたくなってしまうものですが、私たちが間に入ることで、その交通整理をさせていただき、本当に視聴者の“買いたい”気持ちに訴求するポイントを抽出する役割を担わせていただければ、と考えていますね。

 

 

想定を上回る受注にクライアントも「びっくりした!」の声

トライステージ髙嶋司

 

Q.ちなみに、トライステージのキャラバンならではの強みとは?

トライステージの制作グループとしては、やはり、結果として皆さんに買ってもらっている番組、つまり「売れる番組」である、というのを最大の強みにしたいと思っていますね。

 

実際、クライアントの予想を上回る受注数を獲得しているという事例は最近も多数出ています。例えばある生活雑貨の事例では、以前、同じ商品をオンエアしている中で、当社でも新たにキャラバン型通販番組を制作・オンエア。結果として、当社の番組経由で、毎月数千件もの新規受注を得ることができました。

 

すでに過去実施していたにも関わらず、想定を大幅に上回る受注に、クライアントからも「びっくりした! 」と驚きの声をいただきました。成果を実感いただけたことで、「来年の予算も確保するからよろしくね」との嬉しいコメントも。

 

また、直近では6月に収録した番組で、目標としていたKPIのおよそ2倍はよい結果を残すことができたクライアントもいました。やはり、大切なのは結果。これからも、日々「買ってもらえる番組」を追求して、地道に結果を出し続けていくしかない、と考えています。

 

 

以上、当社 営業企画部 制作グループの髙嶋に話を聞きました。

 

スタジオ収録ならではのライブ感は、以前インタビューしたラジオ通販の特徴にも通じるものがありますね。

 

従来から続いてきたキャラバン型はもちろん、最近増えつつあるというキャラフォマ型も、「売れる」結果につながる手法として今後もますます注目されていきそうです。

 

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