こんにちは、韓国担当の黒澤です。

 

この秋、10月15日〜17日に韓国・ソウルで開催された『International Beauty Expo Korea 2015』。韓国美容市場をリサーチするため、私も実際に会場へ足を運びました。

 

いまや世界的に注目を集めている美容大国、韓国ですが、そもそもその成功の背景にある“売れる理由”とは一体何なのでしょう……?! そして、私たち日本勢にも取り入れられることとは?

 

会場の様子をご紹介しながら、現地で感じた“売れるヒント”をご紹介してみたいと思います!

 

 

美容大国、韓国の展示会『International Beauty Expo Korea 2015』

International Beauty Expo Korea 2015会場風景

 

いまやアジアのみならず、世界中に美容大国として知られる韓国。『International Beauty Expo Korea 2015』は、韓国の美容品をメインとして扱う、大規模展示会です。

 

主な取扱品目は、メイクアップ用品からボディケア、ヘアケア、ネイルやフットケア、ダイエット・ヘルスケア製品、インテリアや家具類まで多岐に渡ります。

 

JETROのサイト情報によると、2014年度の出展社数は192社。来場者数は40,872人で、そのうち海外からの来場者も1,069人にのぼったとのこと。年々、世界からの注目も高まってきているようです。

 

 

トレンドはシート製パック。振動ファンデーションも多数

International Beauty Expo Korea 2015会場風景

 

会場を歩いて感じたのは、やはりシート製パックの圧倒的な多さ。先日の香港における美容トレードショー記事でも紹介されていましたが、こちらでも同じような傾向が見られました。

 

最近ではゲル状のパックも多く見られ、「パックといえば韓国製」と言えるくらい、質としての完成度も高いものがほとんどです。

 

また、パフが電動高速でブルブルと振動し、プロがメイクを施したような肌になるということで話題を集めている「振動ファンデーション」を開発しているメーカーもたくさん見られました。

 

 

中国への輸出がメイン。中国からの来場多数

International Beauty Expo Korea 2015会場風景

 

来場客は、中国の方を多く見かけました。また出展している韓国のメーカーの方々に直接質問をしてみても、「中国への輸出が多い」という答えがほとんどでした。

 

逆に東南アジアの輸出先はフィリピンやベトナムが多く、「東南アジアは興味があるけれど、まだ進出していない」というメーカーも多々。意外と、タイやインドネシアでは先行して成功する可能性があるのかもしれません……?!

 

 

小ロット、低価格。グローバル市場を前提にした設計にヒントあり?!

地球儀のイメージ写真

 

全体を通して韓国展示会のメリットとして感じるのは、韓国では「輸出」に慣れているメーカーが多く、交渉次第で価格やロットなどの条件を変えられる柔軟性があるという点です。

 

特に、少ないロット数でも輸出可能になるのは韓国商品の利点だと感じます。一方、日本では韓国と比べると輸出に慣れていない企業も多く、最低1,000個以上、などロットの制約が足かせに……ということも多々あるのが現状のように感じます。

 

国土が小さく、そもそもの国内市場が小さい韓国では、商品開発段階からASEAN市場、世界の市場を前提とした価格設定やロット設定をしていると感じます。なにかと韓国商品は“融通が効く”という印象です。

 

もちろん、近年では日本のメーカーもグローバル市場を視野に入れ、努力されている企業の方々もたくさんいらっしゃいます。そういった中でも、韓国勢の「輸出前提」、現地に適応することを前提にした商品設計は“売れるヒント”になるのでは、と感じました。

 

また、商品そのものに加えて、韓国では、韓国ドラマなどのコンテンツがASEAN各国でも流通しやすいように国が国策として力を入れているという背景も大きく影響しているのですが……。このあたりはまた、別の機会にご紹介したいと思います。

 

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